[Sparkfun] Enginursday: お気に入りの工具

Tweet about this on Twitter0Share on Facebook0Share on Google+0

僕の作業台を占める工具ーワイヤーストリッパーについて検討してみようと思う。

去年の春はとある事情で逼迫してたのでたくさんのワイヤーストリッパーを持っているんだけど、今日はそれらについてショー・アンド・テルを行うよ。

これまで細かい配線の作業(レコーディングスタジオの配線をつなぐような)を数多くこなしてきて、結局良い道具を持っているとタスクはより簡単になって、作業の全体的な質も向上するということがわかった。

ざっと古い順からのコレクションを見ていこうと思う。面白いことに、入手した順番の並びと値段の高さが大体一致しているんだ。

多くの趣味や職業と同じように、電子工学に対して造詣が深まるにつれてより専門的な応用と、よりハイクオリティな道具が必要であるということに気が付いたんだ。

安いワイヤーストリッパー
これはの持ってる中で一番古いワイヤーストリッパーだ。


スマートに電線が剥けるというよりもイライラすることの方が多いね。

Working with Wireチュートリアルの中にもあるけど、電線を剥くとき、ビニル被覆は剥がしたいけどその下のワイヤーはそのまま残したい。

銅線が弱ってしまうので傷はつけたくないー傷ついた箇所から結果的に弱っていってプッツリ切れてしまうからね。

とても細いより線をいじる時なんかがあったら、おそらく切った末端に小さなけば立ちが残ってしまうことがあって、そしてそれはショートにつながりかねない。

そんなわけで、ワイヤーストリッパーで一番大事なのは、銅線を傷つけずにビニル被覆を取り除くことなんだ。その点でこのストリッパーはダメだね。

このワイヤーストリッパーのダメな部分を簡潔に見るとすれば、こうするといいーストリッパーの細い長い穴にセットされているネジでストリップゲージを取り付けることができるはずだが…しかし実際には十分にキャリブレーションされていない。

ストリップゲージを取り付けようとすると、必然的に多くの時間をかけて試行錯誤することになる。そして取り付けると、ネジが滑って取っ手の方へ下がって少ししか開かなくなり、銅線を傷つけることに繋がってしまう。

その他の主な問題といえば、はさみ部分の穴が四角いことだ。丸い電線を四角い穴で剥かなければならなかったので、また下にある銅線を傷つけることになってしまうんだ。

のプロジェクトの初期において、確実に上の写真のワイヤーストリッパーに足を引っ張られて初歩的な失敗をしてきた時期はあるね。

普段使いのワイヤーストリッパー
長すぎる期間安物と格闘した後、ワイヤストリッパーをちゃんとしたものに変えたー様々なゲージに段階的に対応する穴があるペンチのようなワイヤストリッパーに。

ここではいつも使っている3つのワイヤーストリッパーを例にあげよう。安物に代わるものが1つ、僕たちSparkFunのブランドのものがひとつ、そして僕たちの幾分か上質なHakko strippersだ。

これらのストリッパー達は、hookup wireなどを扱うような汎用的な作業を目的に使っているんだ。

機能上ではどれもとても似通っている。これらのワイヤーストリッパーが安物より使いやすいのは以下の点だ:

1. 電線を剥くための穴が電線と同じように丸い

2. ワイヤーストリッパーの穴が銅線のサイズに達するまでに機械的にストップするので、被覆だけを取り除くことができる

はこれらのワイヤーストリッパーが、平均的な電子工学を学ぶ学生や、電子工学を趣味としている人達のニーズを満たすと思うな。

でもこのトピックに関してより完璧に探求するのであれば、もっと難解な機能のストリッパーのセットに触れる必要があるね。

特別な用途のワイヤーストリッパー
上の通常の用途のワイヤーストリッパー達は、の電子工学における日々のプロトタイピングのニーズを満たしてくれる。

けれど多少制限があってー例えば、Hakkoストリッパーなんかはサイズ的に20~30gaの電線用だ。

もし多対シースオーディオケーブル・コントロールケーブルのような、サイズが大きかったりちょっと変わっている電線で作業する場合には必ずしも適するとは限らない。

家庭用配線
北米では、家庭用AC配線にはRomexというブランドのケーブルが用いられている。

普通のシースの中に3つの導体(ホットで、中性でかつ接地)が横長形状で並んで配置されており、ソリドッコア12と14AWGでは最も一般的だ。

これはの作業台の中では何よりもサイズが大きくて、上の写真のようなストリッパーは全然役立たない。

12または14gaの電線を扱えるとしても、内側の銅線を出すために外側の被覆を取り除くのはかなり面倒な作業だ。

このケーブルを扱うための特別な工具が必要になる。


Klein stripperはRomexを扱うのに特化して作られた工具だ。被覆を剥ぐのに2段階のプロセスを経るのが特徴なんだ。

まず最初に、内部の導線を残しつつ被覆を剥ぐための亜鈴型の穴を使う。

このストリッパーには内側の導線を剥くための12・14AWGサイズの丸い穴もあり、持ち手は2重にコーティング覆われているーこれはより握りやすくするためなのでー 電気ショックから絶縁するためのものと混同しないように!

Kleinそれ自体は:
絶縁状態ではない。プラスチックコーティングされたものや簡易にはめられているプラスチックの持ち手は、電気ショックから保護する意図のものではない。

安全のために電気が通っている回路では作業をしないことだ。ブレーカーを落とし、念には念を入れ、上のようなライブワイヤー検出器で確認しよう。

更に用心するとすれば、ライブワイヤー検出器の動作を活回路でチェックし、バッテリー切れでないことを確かめよう。

熱式のストリッパー
レコーディングスタジオにおいては、配線の多くはしばしばその場でカスタムされており、大体の場合はRedco TGSMogami Snake Cableのような長い多対ケーブルが必要となる。

これらを扱うには、いくつかの層をストリップしてやることが必要だ。

外側の層はほとんどホースのような状態になっており、かみそり刃で慎重に取り除くことになる。

内部にはケーブルの対がいくつかあり、厚さとしてはおよそ3/16インチほどだ。ダメージを与えずにこれらを剥くために、は熱式のストリッパーを使う。


これはTeledyne Stripallだ。赤いボタンを押すと刃先が熱くなり、絶縁体を溶解させる。熱した後につまんでひねることで絶縁体を直ちに除くことができる。

刃それ自体は鈍いのでー内部の導線を傷つけるような鋭い形状ではない。

熱式ストリッパーはTeledyneのみという訳ではなく、の作業台にあったというだけだ。

Patco Incも似たような、手持ちでかつ据え付けの、V字型をしたブレードを持つストリッパーを生産しており、Hakkoも軽量で、半田ごてに付属しているような台に繋がっているストリッパーを生産している。

(今はないけど)同軸ケーブルストリッパー
いくつかの工具には命が宿っているように感じることがある。彼らはほっつき回って、が最後に置いておいたはずの位置にあることはまるでない。

の小さな同軸ケーブルストリッパーはどうやら内気みたいで、写真を撮られたくなかったようだ。

そんなわけで代わりにどんなものかを説明すると、ある深さの止め具が付いているかみそり刃と、指を掛ける持ち手の輪がある。

ケーブルをくぼみに入れ、ケーブルを軸としてストリッパーを回すことで、かみそり刃が被覆をカットするんだ。

同軸ケーブルストリッパーは金物店で入手できるー大体ケーブルTVのパーツのあたりにあってーそして75オームのケーブルのスプールなんかを買うとタダで同梱されていることがあったりもする。

シンプルなものだと、プラスチックの中にいくつかの深さの止め具がかたどられているだけなのでー 絶縁体をカットするV字型のくぼみの中に電線を入れるんだけど、導体には使えない。

電線の種類によって道具も変わってきて、RG-6またはRG-59 TV ケーブル用なんかが最も一般的だね。

上等なものになると止め具の深さが調節可能で、より上等なものになると、圧着コネクタとフィットするように巧妙にできている、外側の被覆と内側の絶縁体を一度に剥ぐことができるブレードなんかがある。

調節可能なものは、オーディオや楽器用のケーブルみたいな他のタイプのケーブルにも使えるんだ。

より綺麗に、より速く
オーディオスネークケーブルの被覆を取り除いたあと、次の層が露出し、そしてその個々の電線を剥く必要がある。

下にある銅線は本当に細く、TGSは26AWG ー30AWGを40本よってあるものー を更によって構成されている。

内部の導体を切り離してごく細い銅線にすることにもしまだ少し苦戦しているようなら、より精密な工具が必要となる。

これはIdeal Industries Stripmasterだ。先がブレードが取り替え可能で、段階別に穴がある通常のワイヤーストリッパーのようでもあるけど、全体のメカニズムによってこのワイヤーストリッパーはより精密なものになっている。

以下はこのワイヤーストリッパーの実際のメカニズムで、持ち手を握ることによって作動する。

1. 最初に持ち手を握るとき、はさむ部分の締め金が閉じ、刃が適切な位置にくるように電線を正確に固定する。

2. 締め金が閉じた後、絶縁体まわりの刃が閉じて絶縁体を突き刺す。

3. より強く握ると、刃と締め金は互いに離れる。絶縁体は電線から綺麗にむしり取られている。

4. 持ち手同士がくっつくとレバーがキャッチし、持ち手が離された時のようにそれまでと逆の動きをする。

5. 持ち手を緩めると刃と締め金が電線を離すので、電線を引いて抜くことができる。

注意して行わなければならないような細かい作業がたくさんあるように感じるがー実際は一瞬で済んでしまう。

ただ、Stripmasterを使う上でいくつか注意しなければならないことがある。

まず最初に、持ち手から手を離してしまうと剥いた後の電線を砕いてしまうことがあるので、完璧に握っていなければならないー 手順通りにやらないと、刃の部分の締め金を開いてるレバーがキャッチできないんだ。
ショートカットなんてしようとすると本当に上手くいかないからね。

次に、こういうワイヤーストリッパーを探しているなら、様々な電線のサイズに適したブレードと共に売られているってことが重要かな。

一般的な金物店なら家庭内配線用の10~16AWGのサイズ幅のブレードがあるだろうね。

ただブレードはこれだけじゃない。上の写真のセットだと20~30AWGのブレードがあって、小規模の電子工作の用途であるなら十分だ。そしてRG-6とRG-59用に特別に作られたサイズのものもある。

ブレードは別売りで交換ができるので、交換することで電線ごとにその都度適したワイヤストリッパーに作り替えることができる。

最後に、ストリッパーを使い続けることで刃を固定しているネジが緩んでしまい、ブレードの位置がガタガタになってしまうことがある。

定期的にネジを締めたり、ロックタイトで固定することを忘れないように。

ワイヤストリッパーに関する調査はまだ不完全である
これらのワイヤーストリッパーはが使っているものであって、徹底的にリストアップしたものではない。

誰かにとってのお気に入りの工具を見逃してしまっていることも勿論わかっているーおそらくが便利だと感じるであろうものも。

君のお気に入りのワイヤーストリッパーはどんなものかな?


この記事の原文はこちら

https://www.sparkfun.com/news/1664

Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.