部品のリード線を長いままにしておいたり、ジャンプワイヤを使ったりなどして、ブレッドボード上の回路を仮で組んでいるときに、うっかり触ってショートしてしまったり、部品が抜けてしまったりすること、、たまにあると思います。
そんな事故を防ぐためのブレッドボード用カバーを作りました。
折りたたまれた状態で売っているような製品を沢山作って用意したいと思っています。
よくあるブレッドボードにぴったりの寸法ですので、ある程度、きゅっとはまってブレッドボードがぐらつきません。上のほうがふたになっていて、あけてまた回路をいじったりすることも出来ます。
こちらの記事でご紹介しているように、ブレッドボードはいくつかのメーカーから出ていて、寸法がシリーズごとにばらばらです。この中でも割とメジャーなEIC-801について、まずは用意しました。今後いくつかのサイズで用意したいと思います。
今用意しているバージョンを底から見たところです。ぴったり隙間の無い大きさです。
厚み方向は、他の記事でご紹介している貫通ブレッドボードを2個用いた2層ブレッドボードに丁度良い大きさにしています。
取り付ける部品の高さによっては、あまり高さの高いものだと入りきらなかったりしますが、かといってケースの厚みを厚くしても今度は、露出させたいスイッチやつまみなどへ手が届かなくなります。(つまみを露出させて使うというのはたとえば下の写真のような使い方のことです。ここでは青い半固定抵抗のつまみをケースの外側に露出させて使っています。)
そういったわけですので、このケースはざっくり中庸の厚みで作っていまして、使う側で少し工夫して使っていただきたいと思っています。その工夫とは、次にご説明するように、ブレッドボードに足を設置して、箱の中で突っ張るようにして固定するという工夫です。
こんな風にケースに入れたところ、USB mini Bのコネクタの上のあたりに少し隙間があったり、青い半固定抵抗がケースの中に埋もれていたりしています。こういったときに、
このような部品を底面のブレッドボードに指して、足を作ります。
いくつか刺しています。これで少しだけ(わかりにくいですが)改善しています。
厚み方向の調整のTipsはこんな感じです。
このケースはカッターで切れる簡単なものなので、USBケーブルを刺す穴を開けたり、センサを取り付ける穴や、ボリュームやスイッチを触るための穴をあけるにはこのように、
ペンでしるしをつけて、カッターやはさみで切るのが良いかなと思います。ほかに使い方のコツとしては、このケースはぴちぴちのサイズなので、ブレッドボードが取り出しにくいわけですが、そのときは底の中央付近を押し込んで取り出すと良いと思います。
以上です!