[Sparkfun] EdisonはRaspberry Piではない

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EdisonとRaspberry Piを比較しても良い事は無い

多くの人がEdisonをRaspberry Piの様なシングルボードコンピューターと比較したがる。

そして、往々にしてEdisonに否定的である。

edison_vs_pi

では、我々も比較をしてみようと思う。

Edison VS Raspberry Pi(仕様比較)

  Raspberry Pi B+ Intel Edison
値段 $35.95 $74.95
ビデオ HDMI, Direct LCD, コンポジット 無し
オーディオ ステレオアウト I2S Out
フラッシュ microSDソケット SDIOインターフェース; 4GBオンボードフラッシュ
RAM 512MB 1GB
プロセッサー 700MHz ARM1176JZF-S 500MHz Dual-core Atom processor;
100MHz Quark MCU
GPIO 27ピン 0.1″ヘッダー 70ピン 0.4mmメザニンヘッダー
イーサネット 10/100オンボード 無し
WiFi 無し デュアルバンド802.11 (a/b/g/n)
Bluetooth 無し Bluetooth 2.1/4.0
USB 4ポート 1USB-OTG
その他インターフェース SPI, UART, I2C SPI, UART, I2C, PWM
電力消費 5V * 600mA (~3W) 3.3V – 4.5V @ <1W
寸法 85mm x 56mm x 19.5mm 60mm x 29mm x 8mm

値段と寸法はミニブレークアウトボードを付けたEdisonのもの

今までEdisonに関するコメントをたくさん見てきたが、Raspberry Piと比較した結果、以下の特徴に対するネガティブな意見をよく目にする。

・USBが1つ(「キーボードとマウスはどうやって繋げるんだ?」)

・ビデオ出力が無い

・プロッセサーの速度

・値段

・拡張ボード無しではI/Oコネクターが使えない

これらの指摘は一見的を得ている様に見えるかも知れない。

ただ、Edisonが、Raspberry Piの様なシングルボードコンピューターであればの話だ。

Raspberry Piは、学習用の低予算コンピューティング端末と言う役割を果たしてきた。

ハードウェアハッキングに対する自由度は、付随のボーナス的な特徴と言えるだろう。

一方で、Edisonは組み込みのIoT(モノのインターネット)コンピューティングモジュールと言う位置づけで開発されたのだ。

ビデオ出力が無いが、WiFiでコントロールされるロボットに、はたしてビデオ出力が必要だろうか。

USBポートが1つなのは、ウェアラブルデバイスにUSBでキーボードとマウスを接続する必要が無いからだ。

プロセッサーの速度がRaspberry Piより遅いのは、ポータブルデバイスにとってバッテリーの消費速度はとても重要だからだ。(上の評価からも、Edisonが電力消費においてRaspberry Piより優れているのがわかるだろう)

値段に関しては、確かにEdisonは随分割高に感じるかもしれない。

がしかし、SDカード、WiFiドングル、Bluetoothドングルを購入していくと、同じとまでは行かないがトータルコストは近いものとなる。

そして最後はコネクターであるが、これはEdisonとRaspberry Piは同じ種類の製品と言う認識でなく、ARM A9やA11 SoCなどと同じカテゴリーと言う認識を持つことで、すんなりと理解出来るはずだ。

ハイエンドのSoC製品の製品基準は非常に厳しい。

特に、micro BGAなんかは容赦がない。

そこで、Edisonの組み込みはとても簡単で、更にWiFiとBluetoothでブートする事だって出来るんだ!

以下にみんなに注目してもらいたい3つの特徴を上げてみた。

Quarkマイクロコントローラ、動作電圧、そしてサイズだ。

ワイヤレス通信用のデバイスを装備していないRaspberry Piは、93立方センチメートルの体積がある一方で、ミニブレークアウトボードを含めたEdisonは14だ。

面積では、Raspberry Piは48平方センチメートルでEdisonは17平方センチメートルとなっている。

これは大きな違いである。

Edisonの動作電圧は単セルリポバッテリーにとってパーフェクトと言える。

また、ビルトインのバッテリーチャージコントロールまで付いている。

一方、Raspberry Piの動作電圧は5Vであるため、ブースト回路や場所をとるバッテリーパックなどを使用しなければならない。

そして、オンボードのQuarkを見逃してはいけない。

現在はまだサポートされていないが、近くIntelよりリリースされるソフトウェアはこのコアをサポートしており、Linuxコアから独立したリアルタイムプロセスの動作を可能にする。

これは、システムダウンのリスクを取れない組み込みのシステムにとっては非常に重要であり、Linuxカーネルを要求する事無くリアルタイムアプリケーションの動作を保証してくれる。

Raspberry Pi Compute ModuleとEdisonであれば、より的を得た比較になるかもしれない。

こちらの比較はちょっとしたエクササイズとして読者のみんなに取っておこう。

最後にもう1つだけ、EdisonはArduino IDEと一緒に使う事ができ、他のプログラミング言語を使用する事でこの恩恵を最大限に受ける事が出来る。

しかしながら、これらの言語(GCC、Python、Node.js、RTOS、ビジュアルプログラミングはもうすぐ可能に)は初心者にとっては敷居が高いかもしれない。

もちろん、我々のBlockが店頭に並び始めたら、チュートリアル、プロジェクト、テストサンプル等を近々アップするつもりなので期待していて欲しい。

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この記事の原文はこちら

https://www.sparkfun.com/news/1603

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