ArduinoとCC3000をAT&TのM2Xサービスに接続してみよう
明日(9/5)、ラスベガスで行われるイベント、Super Moblity Weekカンファレンスの一部である、「AT&Tコードでカー&ホームハッカソン」で協賛側として参加する。
イエーイ!ラスベーガス!パーティパーティー!!
冗談はおいといて、本当のところ遊んでる暇なんか無い。
Super Moblity Weekは、モバイルとモバイルに関連した技術を紹介するカンファレンスで、ラスベガスにて1週間行われる。
そこでAT&T(米国電話会社)の主催するハッカソンが、「車や家を繋ぐアプリ、ガジェット、プログラム、その他なんでもあり、を作ってみよう」と言う企画となっている。
多くの協賛団体が、参加開発者達がハックするためのハードやソフトウェアキットを持ち寄って提供する。
そして、SparkFunは今回、CC3000 WiFi shieldを提供するつもりだ。
CC3000 WiFi shieldは、Arduinoタイプのデバイスがインターネットに接続出来る様にするためのシールドで、WiFiネットワークを利用したTCP接続を実現出来る。
TCP接続を使用出来ると言う事は、REST(RESTful) APIの呼び出し(GET, POST等)が可能になると言う事である。
つまり、CC3000 WiFi shieldを組み込む事で、どんなデバイスでも、REST APIを提供しているサービスとのデータのやり取りが出来る様になる、と言う事だ。
そして、AT&T M2Xは、偶然にもREST APIを提供している。
M2Xは、Internet of Things「モノのインターネット」サービス(data.sparkfun、Xively、Electric Imp等)と似ており、接続デバイスがREST形式のHTTPリクエストで通信している限り、データを格納するスペースを提供してくれる。
例えば、一定期間のオフィスの温度を記録しその間の温度変動を調べる、と言った事が可能となる。
なんだかどんどん暑くなってる...
さらに、M2Xではこんな事も可能になる。
GET要求を投げて必要なデータ(情報)を取得し、その後にDELETE要求でそのデータを削除する。
これは、M2Xデータストリームではこれらの要求を組み合わせて行う事で、最も基本的なProducer-Consumerモデルの通信を実現出来る、と言う事を意味する。
例えば、あるデバイスが情報をM2Xデータストリームに記録すると同時に、別のどこかにあるデバイス(地球の裏側だって構わない)にこのデータストリームから情報を読み取らせそれに伴ったアクションを起こさせる事が可能となるわけだ。
非常に単純な実例だが、ここにLEDサーキットを用意した。
このLEDは、監視しているM2Xデータストリームに”0”が入っていたら消灯し、別の値が入ると点灯する様にプログラムされている。
イエーイ!点灯したよ!
もしCC3000をM2Xに接続したくなったら、この「M2Xアカウントを作ってデバイスを繋げるためのチュートリアル」を参照して欲しい。
また、M2X-CC3000の試験コードは、僕のGitHubページから手に入られるので、こちらも参考に。
こちらのリンクには、今回開発者キットで提供されるパーツをリストアップした。
最後に、万が一今週末ラスべガスに来る予定なら、コスモポリタンホテルに立ち寄ってみて。
蝶ネクタイをした僕が待ってるよ!
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この記事の原文はこちら
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